浄水器売りつけ熊本市内で頻発 「上下水道局の職員」かたる

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熊本市上下水道局は17日、市内各地で、上下水道局の職員を名乗る男が家に上がり込み、浄水器を売りつけようとする事案が頻発していると発表した。12月に入り、市民から30件以上の情報が寄せられているが今のところ、被害は確認されていないという。同局は「市職員が何かを売りつけることは絶対ない」と注意を呼び掛けている。

男は作業服姿で「上下水道局の方から来た」などと言って住宅を訪問。蛇口工事や赤さび点検、老朽管調査などの名目で家に上がり込むという。男は、その家の水道水に粉末の試薬を入れ、ピンク色に変わる様子を見せ「水質が悪い」と指摘、浄水器を設置する10年契約(1日当たり190円)を促す。

同局によると、試薬は塩素に反応しピンク色になるDPD検査試薬で、塩素を含む水道水は通常、ピンク色になる。問い合わせは同局=096(381)1133。

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